モーショントレスの際の背景Aviの用意の仕方
1)動画を用意する
まずはトレス元となる動画をDLします。方法は色々ありますが、Craving Explorerが一般的かと思います。
http://www.crav-ing.com/
こちらでニコニコ動画やYou Tubeなどの動画・音声を各種形式でDLできます。ただし著作権に関わってくることなので、全て自己責任で行ってください。
2)DLした動画をMMDやMMMで読み込めるようにする
DLした動画はそのままではまずMMDでもMMMでも読み込むことができません。大抵の人はここでつまずきます。理由としては、
・ffdshowの設定が対応していない形式になっている
・Aviの容量が2GBを超えている
・Aviの形式がAVI2.0になっている(背景に読み込めるのはAVI1.0です。2GBを超えるとほとんどの場合AVI2.0になるようです)
といった点が挙げられます。
また、サイトにアップされているビデオ撮影された動画のほとんどはfpsが29.7に設定されています。もちろんDLした動画も29.7fpsのままです。しかしMMDは30fps。このままトレスしていくと音ズレが発生してしまいます。トレスするためにはfpsを30に設定し直さないといけません。
つまりまとめると、fpsを30に直しつつ容量を2GB未満に抑えAVI形式を1.0にし、それでもダメならffdshowの設定の確認も行うと。。。。
ややこしい!!!御託はいいから簡単なやり方を教えろ!!!という方には
mp4とかをUt Videoなaviに変換するバッチ
https://bowlroll.net/file/10226
こちらを導入することで簡単にMMDやMMMに読み込めるAviファイルを作ることが出来ます。
注意)
・DLページにもあるように Ut Video Codec Suite が必要ですのでお持ちでない方はインストールしてください。
(MMDでの動画出力やAviUtlでの動画出力でも有効なコーデックですので持っておいて損はないです!)
・変換の際に動画サイズ(解像度)を選ぶことが出来ますが、あまり大きいサイズで変換すると動画容量が2GBを超えてしまいMMDに読み込めなくなります。
トレスの際のトレス元動画の画質は(あまり極端でなければ)すこし悪くても支障がないと思いますので、小さめに出力するのがよいと思います。
このバッチのよいところは
・Avi以外の動画形式になら大抵の場合使える
・fpsを30にそろえてくれる
・Aviファイルと同時にWavファイルも出力してくれる
・datファイルに動画をドラッグアンドドロップするだけでOK!
とにかくお手軽です。
AviUtlを使った動画準備方法がおそらくメジャーで、やり方を説明してくださっているブログ記事等は複数ありますが
こういったやり方もあるよー、というご紹介でした。
ffdshowの設定に関してはあかとんぼさんのブログがとてもわかりやすかったのでご紹介しておきます。上記パッチを使ってもうまく読み込めなかった時はこちらを参考にするといいかと。
【背景問題1】CravingExplorerでDLしたAviをMMDの背景に読み込む方法
http://akatonboaka.blog86.fc2.com/blog-entry-23.html
また、Aviの形式やコーデック名などを調べられる真空波動研SuperLiteというソフトもあるのでついでにご紹介。AVI2.0となっている動画は背景Aviに読み込めないので、解像度を小さくするなどの対処が必要になります。
http://www.forest.impress.co.jp/library/software/shinkuuslite/
おまけ)トレスの始め方の参考動画
自分たちが説明するよりも非常に参考になるトレスの講座があるので、トレスのやり方がいまいちわからないという方はこちらもぜひご覧ください!
・百舌谷さん
MMDでモーショントレースをする方法の紹介
http://www.nicovideo.jp/watch/sm17450893
・PACさん
【MMD】補間曲線講座・基礎編
http://www.nicovideo.jp/watch/sm16276623